地球温暖化と琵琶湖の関係について

地球温暖化で琵琶湖が呼吸困難?

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日本の代表的な湖である琵琶湖にも、地球温暖化による悪影響が及んでいるという現状をみなさんはご存知でしょうか?

気温の上昇によって琵琶湖は呼吸ができない状況


琵琶湖は、人間と同じように「呼吸」をしている湖なのです。琵琶湖は底が深く、深層部まで十分な酸素なかなか行き渡りません。そこで、自然の力を借りることによって、水深の浅いところにある酸素を湖の底にまで送り届ける「呼吸」を行っているのです。

その呼吸のお手伝いをしているのが、冬に吹く冷たい空気と冷えた川の水です。この冷たい空気や水が湖面の水温を下げることによって、湖底の水温と湖面の温度に差が生じます。

これによって湖面の水が湖底に沈み込むという現象が発生し、水の中に含まれている酸素もうまく循環するのです。

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しかし近年では冬になっても気温が十分に低下しないことが多く、そのため湖面と湖底の水温差が少なくなっています。その結果、琵琶湖がうまく呼吸ができない状況に陥っているというのです。

琵琶湖の水がきちんと循環するためには、水温が7℃程度まで下がるのが理想的だといわれていますが、現在では冬になっても水温が9℃を越えていることもあります。

湖底の生態系にも悪影響


琵琶湖がうまく呼吸ができないことによって、湖底に暮らしている魚たちの生態系に大きな被害を与えてしまいます。ある調査によると、琵琶湖の酸素濃度は半分程度まで減少しており、その結果多くの魚が湖の底で死んでいるという状況が報告されています。

実際に2006年の暖冬後には、酸欠によって死んでしまった魚の死骸が大量に発見されたという、いたましい歴史もあります。琵琶湖の生態系は非常に多種多様で、現在は1000種類を超える動物や植物が生息している貴重なスポットです。

琵琶湖産で繁殖した稚魚が日本各地の川へ放流され、それがそのエリアの漁業の源となっていることもあります。琵琶湖の生態系が崩れるということは、日本の漁業全体へダメージをあたえる可能性にまで発展してしまうのです。

琵琶湖は京阪神エリアの重要な水源


琵琶湖の生態系が乱れると植物プランクトンが大繁殖をして、水質を悪化させてしまうことも懸念されます。琵琶湖は京阪神エリアにおいて非常に重要な水源となっています。

もし琵琶湖の水質異常が発生すれば、人々の生活にも大きな被害が発生することが考えれれます。もちろん、水がにごればせっかくの美しい景観も損なわれてしまいます。一日も早く地球温暖化問題を改善し、貴重な日本の湖を守っていきましょう。

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