地球温暖化の漁業への影響について

地球温暖化の漁業への影響とは?

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地球温暖化は海にも様々な悪影響をもたらしてしまいます。海の環境に悪い影響が及ぶということは、当然そこで暮らす魚などの生態系にも被害を与えるということです。

そして結果的には人間の行う漁業にも悪影響を与え、私たちの貴重な食料が損なわれてしまう可能性もあるのです。

近年魚のエサとなる「プランクトン」が減少傾向に


近年魚のエサとなる「プランクトン」が減少傾向にあるという研究結果が発表されました。プランクトンが減少しているということは、当然それをエサとしている魚の生息量も減ってしまうことになります。

これは地球温暖化によって海水の温度が上昇し、プランクトンの生息が困難な状況に陥っているエリアが存在するためだと考えられています。

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水温が変化することは、プランクトンだけではなく魚にも悪影響を与えます。魚は自分自身の体質にあった水温のエリアに集まります。

しかし温暖化で水温に変化が生じると、魚もその水温に合わせて、今までとは異なるエリアに移動するようになるのです。

それによって今までは南で収穫量が多かった魚が、北でしか収穫できないというような、思いがけない変化が発生することがあります。

水温上昇によって海底の酸素や栄養分が不足


海面の温度が上昇すると、そのぶん水が軽量化して海の表面にだけ留まるという現象が起こります。それによって、海面付近の水と海底の水がうまくミックスされません。

酸素や栄養分は海面に偏る傾向にあります。この現象によって、海底まで十分な酸素や栄養分が行き渡らなくなり、プランクトンや魚の生息が困難になることもあります。

ちなみにこれは、海に限ったことではありません。日本の琵琶湖では、この現象によって湖底で生きることのできなくなった魚の死骸が、大量に発見されたというニュースもありました。

地球温暖化によって世界の魚が小型化?


このまま地球温暖化が進行すると、世界中の海の魚が「小型化」してしまうのではないかという説もあります。これはカナダや米国の研究チームが近年発表した分析で、2050年ごろになると世界の海に生息する魚体の大きさが、現在より2割近くも縮小する可能性があるというのです。

これによって海の生態系のバランスが乱れ、漁業収穫量も減少するのではないかと考えられています。これは地球温暖化による海面温度の上昇によって、酸素が不足して魚の成長が鈍化することが原因で発生すると言われています。

これはまだ確定的な情報ではありませんが、現在も世界の研究チームによって、地球温暖化と漁業の関係の調査が進められています。

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